いつも当ブログをお読みいただき、ありがとうございます。
今回は私の高校時代のお話です。
当時、毎日1時間30分電車に揺られながら学校へ通っていました。
一般的な人でも大変な時間だと思います。
私はそれプラス自臭症というハンデを背負っていたため、もう大変。
周囲の人に、自分の臭いが伝わっていないかを気遣いながらの通学。
今思えばよく通学できていたなと思います。
嘔吐恐怖症も併発
自臭症を発症してから鼻臭が気になりだしました。
鼻臭とは、鼻から吐き出される息が臭いことです。
この鼻臭を周りの人に悟られないように呼吸を止めるようになりました。
そしてその影響で気分が悪くなるようになりました。
非常にムカムカするのです。
しかし、電車内では吐くことはできません。
第一吐いたら臭いと言われてしまいます。
そんなことを思いながら吐くのを我慢しているうちに嘔吐恐怖症にも陥ることになりました。
気分が悪くなく、ムカムカしていない時でも吐いてしまったらどうしよう。
臭いで周囲に迷惑がかかる。
毎日毎日、冷や汗を出しながら高校生活を送ることになってしまったのです。
各駅停車しか乗れなくなる
次第に快速や急行に乗ることができなくなりました。
快速や急行に乗ってしまうと、次の停車駅まで長いところでは10~15分かかるところもあり、吐くためにトイレに行きたくてもしばらく行けないためです。
念のために嘔吐用のエチケット袋を持参してはいましたが、できれば電車内で吐きたくありません。
最悪のことを想定し、あえて各駅停車に乗るようにしました。
通学時間は今まで以上にかかりますが、少しでも自分が楽になるのであれば、それで良い。
そんなことで、各駅停車のドア付近に立ち、ドアが開いた瞬間いつでもトイレに直行できる位置をキープしながら通学する生活を高校卒業まで続けることになりました。
青春時代を楽しめなかった
本当であれば、友だちと楽しい話をしながら通学したかった。
通学途中、おしゃれなカフェに立ち寄って優雅な時間を過ごしたかった。
恋人を作って、電車に揺られながらときめきたかった。
臭いで悩まなければとつくづく思います。
ただ、過去には戻れません。
今を一生懸命生きる努力はしていきたいと思います。
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